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Li, Z.*; 大貫 敏彦; 池田 攻*
Materials, 9(8), p.633_1 - 633_17, 2016/08
被引用回数:28 パーセンタイル:75.72(Chemistry, Physical)ペーパースラッジを原料としたジオポリマー固化体を室温で調製し、短時間の浸出実験によりSrとCsの閉じ込め性能を評価した。作製したジオポリマー固化体は半結晶性で多孔質であった。浸出実験では、硝酸ストロンチウムまたは硝酸セシウムを固化体重量の1%となるように加えて調製した固化体を4mm以下に粉砕しpH4.01の緩衝液中に6時間入れた。固化体から約0.2%のSr、約1.3%のCsが浸出した。
井崎 賢二; 野田 喜美雄; 岩田 克弘; 樫村 義雄*
JNC TN8410 2001-005, 30 Pages, 2001/01
本報告書では、放射線管理業務の中でも重要な排気中放射性物質濃度の管理について、その技術を向上させるため、施設内における自然放射能の挙動解析を行うとともに、解析結果から「排気モニタバックグラウンド(自然放射能による計数)の低減化手法」及び「排気ダクトなどのリーク判定手法」について検討し、報告する。排気モニタのバックグラウンドの低減化については、排気サンプリング位置を変更すること等によって可能であり、施設の新設時及び排気モニタの更新時にその手法を適用することができる。また、排気ダクトなどのリーク判定については、排気ろ紙に捕集された自然放射能の核種分析等を行うことによって容易に行えるものであり、施設運転の安全確保及び放射線管理技術の向上にも役立つものである。
熊沢 蕃
Proceedings of 10th International Congress of the International Radiation Protection Association (IRPA-10) (CD-ROM), 12 Pages, 2000/05
放射線健康リスクは今日、一般の健康リスクと比較して適正に管理することが求められているため、そのための共通した数学的基礎を示した。リスク増加は比例効果則に従い(比率的に)起こる一方、リスクの管理はフィードバック的に働くと仮定すると、管理されたリスク量は対数から線形に連続的に変化する混成目盛を導入すると体系的に表させることを理論及び実測データを用いて示した。まず、半世紀間に及ぶ職業線量データが線量基準変遷に対応して混成目盛上で管理効果により線形目盛側シフトの傾向を示していること、このような規則性は他分野におけるリスク管理にも見られ、この量の変化の特徴は混成目盛の構造を持つことを示した。次に、混成目盛による方眼紙はICRP放射線防護システムがもたらす量の入出変換過程及び放射線に伴う生物の線量-反応関係の量の変換過程が統一的に示す数学構造を与えることを実測データ例も含め示した。
青木 勲; 綿引 政俊; 芳賀 哲也; 菊池 圭一; 須藤 勝夫; 綱嶋 康倫; 岡本 成利
JNC TN8420 2000-005, 42 Pages, 2000/04
平成11年8月、東海事業所における一般廃棄物の100%リサイクル運動について、所長より提言がなされ、現在、環境保全・研究開発センターを中心にその取組みが展開されている。これを受け、プルトニウム燃料センターにおいては、プルセンターをコストミニマムに運営するにあたり、廃棄物の低減化についての問題意識の醸成を図りつつ、低減化の具体策等を検討することを目的に一般廃棄物発生量低減対策検討会を設置し、検討を進めてきた。本報告書は、廃棄物等の分類方法、処理フロー及び発生量等を調査した結果から明らかとなった問題点を整理し、廃棄物発生量低減化に向けた具体策、リサイクルに向けた具体策及びそれらを実施する際の課題等についてまとめたものである。廃棄物発生量の低減を実現するためには、従業員各個人の問題意識の醸成はもちろんのこと、プルセンターとして、廃棄物の低減化に向けた取組みを展開していくことが肝要であり、本報告書の対策案を可能な限り実施すべきであると考える。廃棄物発生量の低減化、リサイクルの推進等をプルセンター内従業員が行うことが、環境保全、社会的責任、コスト意識の醸成に繋がり、近い将来「一般廃棄物の100%リサイクル」が達成されると思われる。
遠藤 秀男; 関 正之; 石橋 藤雄; 平 一仁*; 塚田 竜也*
JNC TN8410 2000-007, 89 Pages, 2000/03
1.目的 平成9年度に試作したODS鉄製被覆材(フェライト系ODS鋼(以下、「F系ODS」と称す。)とマルテンサイト系ODS鋼(以下、「M系ODS」と称す。))の強度特性及び抵抗溶接部の接合強度を確認することを目的として、内圧封入型クリープ試験片、引張試験試験片、内圧バースト試験及び急速加熱バースト試験片を製作した。2.試験方法 抵抗溶接法を用いて試験片の製作を行うあたり、溶接条件設定試験を兼ねてODS鋼の溶接特性を確認するとともに、試験片製作時には、接合部の健全性を保証するために必要な項目の洗い出しと検証を実施した。また、接合強度を確認するために、引張試験(RT,600,700,800)と参考までに内圧クリープ試験を実施した。3.試験結果と考察 3.1溶接特性について(1)被覆管の肉厚が厚くなると、接合界内部における被覆管内厚の減少が生じた。これは、被覆管側のコレットチャックによる冷却効果が弱まり、接合部近傍における加熱範囲が拡張し、バリとして接合面外へ排出されたものと考える。また、被覆管の偏肉が大きくなると、肉厚の薄い方は異常発生を生じた。均一な接合継ぎ手を得るためには、予熱電流を下げ、時間を長くし、高加圧力で行い、溶接時における接触抵抗を低く抑えられる条件にする必要がある。(2)M系ODS及びF系ODS被覆管と高強度フェライトマルテンサイト鋼(以下、「62PFS」と称す。)端栓の組合せでは、接合部近傍の硬さが増加した。しかし、溶接後熱処理(710-10分)を行うと、その硬さは、母材と同等の硬さまで回復した。これらの材料を溶接する場合は、溶接後に熱処理が必要となる。3.2接合強度について(1)引張試験結果は、一部を除き母材と概ね同様な強度を示した。しかし、F系ODS被覆管と62FS端栓の組合せでは、接合部に細粒組織が、M系ODS被覆管では、接合部近傍の被覆管側に炭化物が析出した。これらの析出物等が高温(800)引張試験において接合部から破断した要因と考えられる。(2)M系ODS(M91材)材を用いて参考のために、内圧クリープ試験を実施した。破断設定時間は、100hと300hの2試料とし、いずれも管部からの破断であり、接合部は健全であった。(3)今後は、析出物等と接合強度の関係を確認する目的からシャルピー衝撃試験等を行い、接合部の破壊ジン性評価を行う。また
幕内 恵三
ポリマーダイジェスト, 51(8), p.103 - 121, 1999/08
液状の樹脂(重合性の炭素-炭素不飽和結合をもつ低分子量ポリマー、オリゴマー)を放射線で固める技術である放射線キュアリングの歴史、現状及び今後の動向を解説した。1960年代、フォードの大量の特許に誘発されて、日本でも放射線キュアリングへの関心が高まり、塗装、紙加工、接着加工、粘着加工、剥離加工などに利用されるようになった。放射線キュアリングは、省資源、省エネルギー、環境にやさしい技術であるが、電子線発生装置が高価であることや不活性雰囲気を必要とすることなどから、普及が遅れている。放射線キュアリングの発展のためには、小型低価格電子加速器の開発と水系樹脂やカチオン重合系樹脂の進歩が望まれる。
not registered
PNC TJ1654 96-001, 77 Pages, 1996/07
動力炉・核燃料開発事業団、再処理施設における放射線作業のうち、特殊な放射線作業として位置づけられている非定常作業については、その多くが主にセル内等での高等汚染環境下で実施されている。これらの作業で使用される放射線作業用防護具については、放射性物質に対する高い防護性能が要求される一方、作業者への身体負荷の低減が求められている。放射線作業用防護具は空気中放射性物質の吸入防護のための呼吸用防護具と身体を放射性汚染から防護するための防護衣等の身体防護具に大別されている。今日、原子力分野で使用されている防護具類は一般的にJIS等で規定されているものが広く使用されている。その具体的な使用は各事業者における環境条件、使用条件に基づき運用されており、その防護性能と着用における身体負荷低減の最適化が着目されている。本調査・研究では、今日、原子力分野で使用されている呼吸用防護具および身体防護具についてその使用実態ならびに最適化に向けた開発動向について調査・検討を行った。
熊倉 稔; 嘉悦 勲
Biotechnol.Bioeng., 24, p.991 - 997, 1982/00
セルロース廃資源の一つである故紙について、放射線前処理の効果を研究した。故紙はリグニンを含まない●紙、やリグニンを含む故紙を使用し、いずれも照射線量の増加によってセルロース分子鎖の解析が生じ重合度の低下することが明らかになった。故紙の照射においてはリグニンを含む資料において、●化促進の効果が認められたがリグニンを含まない資料においては●化促進と効果のないことがわかった。リグニンを含まない試料においても、-グリコシダーゼを使用しての酵素反応の研究をした結果、セルゼオースなどのオリゴ糖が放射線前処理によって生成されることが明らかになった。照射による故紙の低分子量化効果について、種々な溶液に対する溶解性の観点からも調べた。
熊倉 稔; 嘉悦 勲
高分子論文集, 39(11), p.687 - 691, 1982/00
被引用回数:1 パーセンタイル:12.16(Polymer Science)故紙の酵素加水分解における放射線前処理効果を研究した。照射線量の増大とともに照射故紙の加水分解において生成される還元糖収率は増大する傾向にある。この照射による加水分解反応の促進効果は他のセルロース廃資源の場合に比較して小さく100Mradの照射で約1.5倍であった。照射故紙の水抽出処理の影響を調べた結果、低分子量のオリゴ糖の減少が認められた。故紙の脱リグニン処理の影響については、脱リグニン処理により生成グルコース収率は減少し、照射効果はリグニンなどのセルロース以外の物質が関与していることが明らかになった。潜在全還元糖およびリグニンへの照射の影響について検討した結果、50Mrad以上ではこれらの物質は減少することが認められ、潜在全還元糖に比較してリグニンの方が分解されやすいことが推定された。故紙の二酸化炭素ガスの圧力下での照射効果を調べ、10Mradの照量でガス圧力を増加させることによりグルコース収率が増加することが明らかになった。
滝上 誠*; 藤井 張生*; 石河 寛昭
Radioisotopes, 30(9), p.475 - 479, 1981/00
液体シンチレーション測定技術におけるデスク法には多くの本質的な欠点があり、この問題点を解消するために、種々のろ紙試料について可溶化処理の方法を確立した。本法によると、均質分散試料が得られるので、クエンチング補正法の適用により正規の液体シンチレーション測定が可能となり、ろ紙試料の放射能の値を決定することができる。本研究により、試料調製法における最後に残されていた問題点を解決することができた。
熊沢 蕃; 松井 浩
保健物理, 15(2), p.101 - 109, 1980/00
保健物理分野の統計解析で、高い値の管理データが得られる割合や傾向を把握することは、測定データの妥当性を評価し、かつ管理方式を検討する上で重要である。本論では上記の割合や傾向を解析する上で問題となる点を考察した。先ず、正規,対数正規,二重指数,対数二重指数の4つの確率分布の特徴や相互関係を示し、これらのいくつかの適用例を示した。その後、上記の問題点を検討して次の結論を得た。(1)累積百分率の計算法や対数目盛の確率変数軸の取り方で確率紙から求めた上側確率はかなり影響を受ける。(2)年間被曝の最大値は二重指数分布に従うのに対し、一定期間や区域の汚染データの最大値は対数二重指数分布に従う。(3)管理データを大きさ順に並べて、順位による減少傾向を見ると、被曝データでは順位の指数関数,汚染データでは順位のベキ関数で表わされる。
吉田 芳和; 池沢 芳夫
空気清浄, 10(2), p.41 - 48, 1972/06
じん埃サンプリング用濾紙を選択するに必要な要素は主として、捕集効率、圧力損失、じん埃が濾紙の内部で捕集されるために生ずる放射線の吸収効果、およびじん埃が負荷された場合における圧力損失と捕集効率の変化である。これらの特性を明らかにすることは、濾紙を用いて放射性じん埃濃度を評価する上に重要なことである。
黒田 捷雄
保健物理, 3(2), p.280 - 287, 1968/00
放射線管理施設の室内の換気あるいはスタックの排気中の放射性浮遊塵埃の濃度は塵埃モニターで連続的に監視されている。放射性塵埃濃度に異状があれば、ただちに集塵濾紙を回収して核種の分析および定量測定が行なわれる。核種については試料の線スペクトルをシリコン半導体と波高分析装置を使って測定して定量分析される。Pu等の核種は空気中の許容濃度が低い上に、特に捕集後ただちに測定する時には空気中に存在する天然のRu,Tnの崩壊生成物からの線スペクトルの影響をうける。また集塵濾紙繊維による線の吸収などの問題もある。